撮影禁止〜ネガティブ思考だとネガティブなことが拡散するかも

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余談から入ります。今、日本を代表する某メーカーの映像制作を担当しています。どんな映像を制作しているかというと、これまで門外不出としていた技術(製造工程)を、世の中に情報発信していくための映像です。ブランディングのために、販売促進のために、そしてファンにより共感をしてもらうために、映像を制作する決断をされました。 とはい...

だいぶ「撮影OK」のところも増えてきたようですが、それでも結構みかける「撮影禁止」。
この記事にもあるように、なんでもかんでも撮影OKにするわけにはいきませんが、全くおなじ考えで、なんでもかんでも撮影禁止にするのもどうかと思います。

なぜ撮影禁止にする必要があるのか

素人的に考えると、プロのカメラマンに撮影してもらって宣伝してもらい、そこにコストをかけるというお金の使い方をしているので、誰が撮影したわからない写真が自分達のコントロールできないところで拡散するのはリスキー、ということではないでしょうか。

確かに、ガンガン撮影されたあげく、そこにネガティブなコメントをつけて拡散されると困ります。

しかし、撮影される側がそういった事態になったとき考えなくてはいけないことは、なぜネガティブなことを書かれたのか、です。良いことも悪いことも書いて良いはずなのに悪いことが拡散されるとなると、それはやはりどこかに問題がある、と思うべきでしょう。

口コミの信憑性UP

SNS普及以前は、観光地も飲食店も、どんなサービス業だって、評判はメディアか身の回りの口コミのどちらかだけでした。そこに今では、身の回りだけでない口コミが加わり、しかも大きな影響力を持っています。
食べログやAmazonでレビュー、口コミを見る人は決して少なくありません。

これはちょっと考えたらわかります。メディアがある店なんかを紹介する時に、そこに大人のお金が動いていたら、悪いことは報じれません。だから自然な範囲で良く言うわけです。
それに比べ、利害関係がない一般人の意見は、その人だけの主観とは言え純粋なものです。主観を一般化する手段は「サンプル数」です。だから身の回りの口コミ、つまりサンプル数が少なかった口コミに比べ、SNSでの口コミには信憑性が増します。

コンサート、撮影OK

これは音楽の世界でも同様の現象が起きていました。
コンサート等は基本的に撮影禁止です。それはのちにDVDにして販売することを計画しているからです。要するに、そこで勝手に撮影されるとDVDの販売数に「悪影響」が出る、と考えられるからです。

しかし、実はそうでもない統計があります。
世界一の音楽先進国、アメリカでは、今では(すべてではありませんが)多くのコンサートが撮影OKになっています。これによって後に販売されるDVDの販売数が減ったかと言えば、寧ろ増えたそうです。
それに、コンサート自体の集客数も、撮影OKにしたほうが上がったそうですね。

コンサート会場で撮影OKにしてそれが「良いコメントつき」で拡散されると、その動画や写真だけでは飽き足らずDVDを買いに行く、という人が少なからずいます。
DVDを販売する方は、素人が撮影した無料の動画や写真よりも、はるかにクオリティーの高いものを制作し、買ってもらえるように企業努力する、という方向の考え方であるべきでしょう。排除はあまり良い結果を生みません。

ネガティブなことを考えていると、やっぱりネガティブなことが拡散されるのかもしれません。
それこそ、ある観光地が「撮影禁止」ということを拡散されると、観光客数が減る結果になりそうです。

著作権や肖像権など法律の問題もあるので難しいところでしょうが、少なくとも思考停止から一歩踏み出して、撮影OKにした場合のメリットとデメリットを考える、くらいのところまではいったほうがよいでしょうね。

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