積読本再読〜銃・病原菌・鉄

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ノンフィクションは、集中して読まないと理解が進まないことは多々あります。
また、結構まとめて読まないと、前半のほうの知識が後半の方に出てきたときにわけがわからなくなります。

上に紹介した本はとても有名な本で、随分以前に購入し読み始めたのですが、その時期が結構忙しくて途中で止まったままになっていました。
最近また時間が作りやすくなったので、再読し始めましたが、やっぱり面白いですね。

インパクトのあるタイトルですが、つまり人類史です。

世界を見渡すと、アメリカ、中国、ロシア、ヨーロッパなど文明が発達しているところとアフリカやアジアの一部などまだ原始的な生活をしているところがあります。

この本は、なぜそんな差が生まれたのか、という問いに答えるべく調査の限りをつくしたレポートです。
確かに、例えば先進国があまりないアフリカ大陸に住む方々は、身体能力という面ではおそらくそれ以外の土地に住む人々を圧倒しているでしょう。
では頭脳の方は、というと、それも一概には言えません。IQテストのような、先進国で行われている学習の成果をはかるテストが、本当にその人の頭脳能力の高さを測れるのかははなはだ疑問です。

考えてみれば、人類史には差別がたくさんあります。
アパルトヘイトだって、アメリカの黒人差別だって、ナチスのホロコーストだって、全て差別が元です。
差は必ずありますが、それが人種や生まれ場所で決まってしまうものでないのは、科学的に証明されています。
それでも、今でもその差別は根強く残ります。

なぜそういった差別が生まれたのか。
最初に差別思想を生んだきっかけはなんだったのか。
それを知ることは、多様性と包摂が叫ばれる現代において、とても重要なことだと考えます。

つまりこの本は最終的に、人種や生まれた場所で人間の能力が決定づけられるわけではない、ということを証明するために書かれていて、その結果は最初からわかっていますが、それを心底理解するのにはこれほどの長い文章と、それよりも長い調査が必要となるくらい、残念ながら差別思想が広まってしまっているとも言えます。

人の教科書は過去にしかありません。過去から学び未来を創る。
そのためにだったら人類史を学ぶ意義も大いにあると考えます。

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