この記事のタイトルはだめです

スポンサーリンク
与党が働き方改革関連法案の採決に踏み切った衆院厚生労働委員会で、傍聴席で遺影を手にした過労死遺族ら…

今日はちょっと短めに。

この記事、私はいかがなものかと思います。
働き方法案に対する賛否はひとそれぞれ意見が分かれるところで、そのために議論をするものなので、議論することや各々意見を持つことに対してはもちろん異論ありません。

そして、この法案可決に対して、過労死遺族から納得いかないというコメントが出たそうですが、それも一つの意見です。

ただ、ニュースの見出しに「命奪う法律」とつけるのはまったくもって理解できません。
アクセス数を稼ぎたいのか、派手なタイトルにしたいのかは知りませんが、記事のタイトルをつけた人はよく考えてほしいと思います。

どこかの国会議員が、軍事予算を「人を殺すための予算」と言って非難されましたが、あれと同じレベルです。

今回の法案に関して、議論がしつくされていない、という主張はわかります。しかし、だからといって「命奪う法案」なんて記事のタイトルにつけてよいものでしょうか。もしそれが本当ならば、これに賛成した人は殺人幇助になるんですか。私たち有権者は、そんな人達を選挙で選んだのでしょうか。

日本は民主主義で、民主主義の基本は多数決です。しかしこれは数で勝てばなんでもOKということではなく、間接民主制を採用している限り、必ずそこには庶民目線とのズレが生じるので、有権者は自分たちが選んだ国会議員を注視する必要があります。
だから、民主主義のもと、数でこの法案が可決されたのだから、なんにも問題ない、とはなりません。問題あります。
しかし、これをちゃんと問題視するためには、まっとうな批判が必要でしょう。
派手なタイトルをつけたいばかりに、命奪う法案、なんて書き方をしていたら、程度の低いモンスタークレーマーと同じです。

日本ほど成熟した社会を形成する国家のもとで民主主義をうまく機能させるためには、健全な批判が不可欠です。
健全な批判と、単なるバッシングは似て非なるもので、それを良い方向に導く働きをするのがメディアの使命なのではないでしょうか。

スポンサーリンク

フォローする