音楽〜主観と客観のはなし

スポンサーリンク

音楽という文化は、誰がどんな音楽をやってもよいし、誰がどんな音楽を聞いてもよい、という大前提があります。
これこそが音楽の最も素晴らしいところだと思います。

オリコンに入るような有名な曲から、ほとんど誰の耳にも届かない曲(理由は様々ですが)まであり、そのどれを好むかも自由です。
全く売れない音楽を続けることも問題ないし、お金儲けのために音楽をやっても構いません。

しかし、ここまで枠をひろげるとなにも語れなくなるので、ここは売れる、売れないと好き、嫌いという基準を設けましょう。
そして、あくまで「やる方(アウトプット側)」での話です。

よくあるマトリックスですが、2つの要素を用意した場合は、それを4カテゴリに分けられます。
即ち、

  1. 売れるし、好き
  2. 売れないけど好き
  3. 売れるけど嫌い
  4. 売れないし嫌い

です。

うち、1と4はわかりやすい。つまり1はガンガンやればよいし、4はやめれば良い。
そして問題は2と3です。
バンドなんかを組むと、だいたいこのあたりでメンバー間の喧嘩が起きますよね。

実際問題としては、売れるか売れないかの2択ではないし、好きか嫌いかの2択でもないので、そのバランスのとり方が難しい、という話ですね。
自分が好きと思うものは、それなりに巷の共感を得られるはず、という勘違いは多々あります。
上に書いたように、音楽というのは聞く方にも100%選ぶ自由があります。オリコン上位に入る曲を「すべて」好きになる人って稀で、その中の一部が好きになることがほとんどです。オリコンに入っているのに全く好きになれない曲もあるはずで、やる方側だとこういった曲も無視できません。

売れるけど嫌い、というカテゴリーの曲を結果的にやらない、という選択は、少なくとも若い頃は避けた方が良いと思います。
嫌いと言っても音楽というカテゴリーの中でのことだし、未来で好きなことをやるために今受け入れなければならない基準というものはあるでしょう。それに、やる前から好きかどうかを決めるのは心が狭い。
そもそも、俺たちのバンドはこうあるべき、という中に、ある程度は「売れること」が含まれているはずです。
バンドマンはほぼ100%誰かの音楽をきいて音楽を始めたわけですが、そのとき聞いた音楽はすくなくともバンドマンの耳に届いたわけですね。それに影響をうけてバンド活動をするなかで、いわゆるバンドアイデンティティーのなかに売れるというのが皆無というのは矛盾しています。

そもそも、音楽というのは何度も書きますが、自由が大前提です。
アイデンティティーを持つことは良いのですが、一歩間違えばそれはやる方(つまり自分たち)の自由を奪ってしまうことにもなります。それを「こだわり」「アイデンティティー」という言葉で正当化しているだけだと言うことに気づかないバンドマンは本当に多い。

音楽かくあるべき、の概念の持ち方には注意したいものです。

スポンサーリンク

フォローする