良い歯医者は痛くない歯医者??

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 福岡県内の小児歯科医院で昨年7月、女児(2)が局所麻酔で虫歯治療をした直後に容体が急変し、低酸素脳症で死亡していたことが19日、遺族側への取材で分かった。県警は、治療との因果関係や急変後の処置に問題がなかったか調べている。  亡くなったの...

痛ましい事故です。

この事故では、麻酔の使用に問題があったかどうかがポイントですが、とりあえず歯医者を身内に持つ者として書いておきたいことがあります。

歯医者の腕と痛さ

世間で言われている良い歯医者、うまい歯医者は、痛いかどうかで判断されることも多いようです。
確かに痛くないに越したことはありません。歯医者での痛さは耐え難いものがあります。

しかし、痛いかどうかは基本、歯医者の腕ではなく、麻酔をどのくらい使うかによって決まります。
単純に考えれば、麻酔を使えば使うほど痛くない。
では、麻酔をできるだけたくさん使う歯医者が良い歯医者となりますが、それはうまさではありません。

痛くないのにはリスクも

痛くないことを全面に打ち出している歯医者もありますが、そこにはリスクもあります。
今回の事故のように、麻酔は使い方によっては危険なものです。
身体的には、使わないに越したことはありません。もちろん麻酔なしで治療できるわけもないので麻酔はどこの医院でも使いますが、麻酔にはリスクも伴う、ということも知っておくべきでしょう。

歯医者の数がとても多い日本なので、その中にはもちろん腕の良い歯医者から悪い歯医者までいるわけですが、すくなくともそれが「痛さ」で決まるものではない、ということは知っておきましょう。

個室型のリスク

麻酔とは別ですが、最近の歯医者はプライバシーの問題もあってか、ユニット間を完全に間仕切りして、個室のようになっているところも多いようです。
しかし、歯医者で行われているのは医療行為です。治療の中には危険な治療もあります。
そして、人の身体は100%解明されているわけではないので、どんな薬品にアレルギーがあるか、どんなタイミングでアナフィラキシーショックがあるかはわかりません。

以前、ある治療をしている間に、別の患者も見ている、といった状況で、1人が呼吸困難に陥って、蚊の鳴くような声で「苦しい」と言っているのを聞き、慌てて処置をした、という話もありました。あれがもし個室型だったら、間違いなく聞こえていないし、見ることすらできないので、気づかなかった可能性は大いにあります。

もちろん、個室型が全てだめというわけではありません。上記したように、プライバシーという観点では個室型の方が良いと思います。
ただ、そういったリスクもある、ということを知っておくことが大切だと思います。

多くの人が関わる割に、素人の知識では全く歯が立たない医療機関だからこそ、気をつけて選びたいものですね。

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