雇用関係で絶対に認められるべき権利

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愛媛県を拠点にする「愛の葉Girls」のメンバーが自殺し、遺族らが所属事務所などを相手取り、慰謝料などを…

痛ましい事件です。
今現在のオリコンチャート、上位にはアイドルがひしめいています。これが意味するのは、アイドルになりたい人はどれだけでもいるということです。
採用する側の事務所は、「代えはいくらでもいる」という武器を得られるので、採用された側と採用した側のパワーバランスが著しく悪化し不健全になります。

繰り返しますが、アイドルになりたい人は山ほどいます。それは音楽業界にいれば日々感じることです。
その中で生き残ろうとすれば、心身ともに多少の無理は仕方ありません。
生き残れる人間は限られているので、他の人がやっているのに自分だけやってない、という状況を打破しようと考えるのは至って自然です。
結果大きな歪みが起きてしまう、というのは誰にでも想像できます。
採用する側は、この状況を避けるためにより気をつかわないといけないはずなのに、逆に「より無理をしないと生き残れない」という空気を作ってしまうから、このような事件が起きていまいます。

しかし、生き馬の目を抜くビジネスの世界で、組織側にいくら倫理的なものを求めても限界があります。
だからシンプルにこの権利だけは絶対にあたえる、という約束をお願いしたい。

それは、やめる権利です。

今回は辞意を伝えたら1億円請求されたといいます。これは本当にまずい。
人間には能力差があります。人と同じくらいやってもうまくいかない、スキルが伸びないということはあります。
その現実を叩きつけられたときに、やめるという権利すら奪われたら、居場所がなくなります。
結果死を選びます。

これはアイドルでなくても、会社、学校、部活、近所付き合いなど、なんでもそうです。
必ずやめる権利だけはもっておかないととんでもないことになります。

加えて、周りの人間にもできることはあります。
まず、私が大嫌いな「頑張って」を周りの人間は多用しないこと。
そんなこと言わなくてもアイドルは頑張ってます。さらに頑張れとはどの口が言ってんだ、と思います。

それから、やめることや諦めることを極端なくらい前向きに捉える空気を作ること。
日本では特に、やめることやあきらめること、逃げることの印象がネガティブです。
新しいことをはじめることと、やめる、あきらめる、逃げるという行為はセットです。新しいことをはじめる、という捉え方をするような空気を普段から作っておくこと。

自殺は何一つ良いことがありません。
一人でも多くの人が、自殺という選択をしない世の中を目指さないといけません。

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