変わるものと変わらないもの

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大事なのは”変わってくこと””変わらずにいること”

(遠く遠く/槇原敬之)

どこの地方にも「ソウルフード」と呼ばれ地元民から愛されている飲食店があると思います。
私の地元も例外にもれずあります。

ソウルフード店にもいろんな形態があるでしょうが、今回取り上げる店は、チェーン店とフランチャイズ店が混在している形態をとっています。
話は少しそれますが、なんとなくその店がチェーンなのかフランチャイズなのかってわかるものですよね。

私が今から約10年前に通いつめたその店はフランチャイズの方でした。
味はしっかりしているけど、不定休だし、ちゃんとしたサービスをするけれど若干頑固な大将がいて、でもそれが全然不快でなくて。
そしていつもチェーン店の方のオーナーの悪口ばっかり言ってました・・・
そういった店でした。

足が遠のいていったのには特に理由はありません。なんとなくです。
その間に私は結婚し、子供ができ、脱サラしてフリーランスに転身しました。考えてみればあれから引っ越しを3回しています。
10年という月日はやはり短くありませんね。

引っ越しをしたとはいえ、どれも比較的近場なので、その店に行くことは簡単です。
そして、今日ふと思いつき独りで行きました。
今でも週に1度は必ず会う友人と、その店には通いつめましたが、大将の年齢は当時で60を超えていたと思います。
そのせいか、カウンター内に立つ人は明らかに以前とは違う人物でした。
自分よりも若い人だったし、大将よりも格段に愛想が良い方です。

ただ、店の場所や店内の内装、メニューと味、これらはほとんど変わっていませんでした。
なんとなく嬉しいものです。

愛想の良い店長さんにその経緯を話すと、店の2階が自宅になっているようで、今も上にいるとのことです。
呼んで来ましょうか、と言われましたが丁重に断りました。
理由の一つは、もしかして覚えていないかもという不安。
もう一つの理由は、また来るための口実にしたいから。

移り変わりの早い時代です。
繰り返しますが、この時代の10年は決して短くありません。だからいろんなことが変わっていきます。
私は基本的になんでも変わっていったほうが良い、と思っています。
しかし、誰かが言ったように「変わらない為に変わることが求められることもある」と思います。
その店の大将は引退し新しい人に変わっていましたが、継いでくれたその人がいたからその店は変わらずそこにあります。

店員さんに自分のことを説明した経緯の中身は、ほとんど音楽でした。
そういえば当時、大将がなにかの楽器を始めてみたいと言い始めて(本気だったかどうか知りませんが・・)、楽器や音楽の相談に乗ったことがあります。
長い月日が流れ、いろんなことが変わった今でも、音楽で生活していることは変わっていません。
一緒に通いつめた友人は、今日これから会うことになっています。

それはそれで喜ばしいことですね。

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